水虫は誰でもなる皮膚病
女性は水虫にならないと思っていませんか? 男性だけでなく、女性も水虫にはご注意ください。夏になっても治らない足の裏のカサカサ、指の間のかゆみ、その症状は水虫かもしれません。水虫は早期発見、早期治療が大切です。時間がたつほど治りが悪くなります。
水虫は放っておいても治る?
残念ながら、水虫が自然治癒することはまずありません。また、ご自身は「水虫でも気にならない」とお考えでも、家族にうつしてしまうことがあるので注意が必要です。
というのも、水虫は白癬菌というカビが皮膚に感染して発症するからです。頭から足の先まで、どの部分の皮膚にも感染します。頭にできたら「しらくも」、体にできると「たむし」、足にできたら「水虫」などと呼ばれていますが、原因菌は同じものです。手のひらや足の裏など、皮膚の厚い部分に感染すると、薬が十分に浸透しないため、なかなか治りません。
原因菌はカビですから、秋から冬になると症状は落ち着いてくるので、「治った」と思われる方が多いのですが、活動が弱まっただけで、治ったわけではありません。むしろ、水虫の活動が弱まったこの時期にこそきちんと治療することが大切です。
治療は根気よく
治療は塗り薬が基本になります。1日1回、治るまで根気よく塗り続けましょう。
さらに詳しくはこちら → 日本皮膚科学会の皮膚科Q&A
なお、水虫の治療は保険診療になります。健康保険証をお持ちください。
当院の診療時間や所在地の確認、お問い合わせ、ご予約についてはこちらをクリックしてください → 受診のしかた